我が家では、とはいってもかみさんとの二人暮らしだが、１３年前からスポーツクラブに通い続けている。
定休日以外は二人ともにほとんど毎日通っているので「生活の一部」と言っても決して過言ではないだろう。
こう書くといかにも毎日運動しているようにとられてしまうが、そうではない。
ではなぜ毎日・・・・？

運動する時間がない時や、疲れている時なども、銭湯代わりに使っているのです。
スポーツクラブによって施設の違いがあるようだが、私の通っているスポーツクラブには、風呂、サウナのほか岩盤浴まであり、会員はすべて自由に無料で使える。
もちろんメインの運動設備としての筋トレマシーン、各種運動機器、そして二部屋のスタジオではエアロビ、ボクシング（運動）、太極拳、気功、フラダンス・・・・等々の多彩なメニューがあり、プールでも水泳教室、アクアダンス、水中運動など、どちらもインストラクターの指導のもと楽しく無料で参加することができる。
プールでは運動した後にはマッサージプールがあり、これもなかなかの人気である。
そしてその会費は夫婦割引もあって二人で月２万円ちょっとで、利用の仕方、考え方にもよるが、銭湯に毎日入る費用より安い会費は、私にとってはとてもありがたい存在になっている。

まるでスポーツクラブの宣伝のような文章になってしまったが、正直な思いであり、スポーツクラブになじみのない方には一歩踏み出して、自分の健康のために、自分の心豊かな生活のために、あえて言えば家計の負担を軽くするためにもスポーツクラブをお勧めしたいと思う。
我が家では風呂は全く使わなくなり、洗濯物の乾燥室と化している。
結果として当然のことだがガス料金、水道料金は少なくなり、運動の結果なのだと思うが医療費も少なくなったように思える。
以前であればスポーツクラブは若者から中年までの人が中心であったが、今はそうではなく、仕事から離れた高齢者がどんどん増え、有効に利用している。

運動の大切さはわかっていても、なかなかひとりでは持続的に実践できないものだが、インストラクターの指導でおこなうメニューに参加すれば、１時間ぐらいの運動は楽しさの中でアッという間に終わってしまう。
ひとり暮らしの高齢者が増えているようだが、そんな方にはなおのことお勧めしたい。

会員の中にひとり暮らしの方もたくさんいるが、その方たちが口をそろえて言うことは「ここに来ないと、ひどい時には一日しゃべることなく終わってしまうことだってあるし、お風呂に入って万一のことが起こっても、ここなら必ず誰かが見ていてくれるもんな・・・」と実感を込めて言う。
若い会員やスタッフたちとのふれあいもまた貴重であり、気持を若返らせてくれる。
もちろん他愛のない表面的なものかもしれないが、それでも気持にプラスに作用することは間違いないはずだ。

私ごとにはなるが、クロールの息継ぎもまともにできなかった私は、スポーツクラブの教室で四泳法をなんとかものにできたし、そこでの体験教室から６５歳でスキューバダイビングの資格も取得し、新しい世界を広げている。
また、気功と太極拳も習っているが、何とか少し「気」を感じられるようにはなってきたし、太極拳も徐々に覚えつつある。
「からだ調整ストレッチ」のメニューに参加しているかみさんは、「軽い運動やストレッチなのに体の内層筋が鍛えられているのが自分でもわかる」と喜んでいるし、機械で測定される数値にもそれがはっきりと表れていた。
体感できる効果はほかにもあるが、これらスポーツクラブで身についてきたものが自分たちの人生にプラスに作用すると確信するし、これからも体の動くかぎりスポーツクラブに通い続けていくつもりだ。

スポーツクラブになじみのない方にもう一度呼びかけたい。
「食べず嫌い」を振り切って、一度体験してみてはいかがですか！

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