「はなまるマーケット」からの依頼　カリーナあれこれ（２１）

つい先日のこと、毎週月曜日から金曜日までの朝8時30分から放映されているTBSの人気番組「はなまるマーケット」の関係者からお電話をいただいた。
火曜日放映の（いつの火曜日放映なのかは伺わなかった）“食の達人”というコーナーに、「サンドイッチをつくる技を見せていただけないだろうか？」というものだった。

正直言ってとてもとまどってしまった。
「はなまるマーケット」といえば多くの人が見ている人気番組。
そこにとりあげてもらえることは、大きな宣伝効果があることは間違いないことだし、カリーナにとってはありがたいことではあったが、かといって、“技”といわれるほどのものは持ち合わせていないのも正直なところ・・・・

だが、幸か不幸かその条件は「手際よくサンドイッチをつくれる女性」とのこと。
カリーナではサンドイッチをつくるのは息子と私で、女性は仕込みと販売、接客が中心で、つくれないわけではないが「手際よく・・・」というわけにはいかない。
事情を説明して丁寧にお断りしたが、「残念」というよりはホッと胸をなでおろした気分の方が強い。

自分で書くのも気恥ずかしいが、おかげさまで地元のお客様には「美味しいサンドイッチ屋」との一定の評価を得られているとは思っている。
だからその評価を維持するためにも、ふだんからいろいろな意味で丁寧な仕事をすることは心がけてはいる。
だからといって特別な“技”を持っているわけではないし、おそらくどこの職人さんもさしたる変わりはないのではなかろうか？

電話をいただいた「はなまるマーケット」関係者の話によると、「お店の評判を耳にし、ホームページからも食材と手づくりにこだわりを持ったお店のようなので・・・」とのことだったが、自分でもそうであるように、広範囲の中からなにかを調べるときにはまずネットからある程度絞り込み、その評価をまたネットで検証していく・・・
最終的には自分の目と耳で決定していくのであろうが、今の時代、情報発信の道具として、ホームページはあなどれない地位を占めてきているのかもしれない。

何度か書いたかもしれないが、６０歳の手習いで始めたパソコン、その遊びの延長にできあがったカリーナのホームページ。
こんな現実に接すると、「もっと力を注いで事に当たらなければいけないのかな？」との思いも少しは頭を持ち上げるが、今まで生きてきた時間より、はるかに少なくなっている時間の中で、やりたいことはいっぱいある。

結局いままでどうり、気ままにストレスをためない程度に、遊びの延長として続けていくのが無難なのだろう。

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