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 嬉しかったこと カリーナ あ・れ・こ・れ(3)


写真を整理していると、懐かしい写真が出てきました。西武柳沢「カリーナ」の閉店パーティーです。
 前にも書きましたが、今の上井草「カリーナ」をオープンして17年、その15年前に西武柳沢にサイフォンコーヒーの店として「カリーナ」をオープンさせました。

もちろんどちらもオープンさせるまでの苦労は大変なものでしたが、夢のいっぱい詰まったそのスタートはやはり喜びでした。その夢を胸に、若く健康だったからできたことでしょうが、軌道に乗せるまでの努力は大変でした。
そしてその15年の歳月で築いた存在も、やむを得ぬ立ち退きの現実に最後の日を迎え、ちょっぴりの寂しさと意外にさばさばした気持で閉店時間を迎えていました。

 「これで終わりだな」と、女房と話していたときでした。
一度帰ったはずの常連さんや歴代のバイトの娘たちが、お酒やおつまみや花束を手に次々に集まってきます。
どうやら私たちに内緒で示し合わせていたようで、もちろん、それからおそくまで「閉店パーティー」です。

しんみりとするはずの時間が笑いで包まれました。
思い出話に花がさきます。スキー、スケート、テニスに野球、ハイキングにも行きました。私たちの二人の子供もそんな中で育ちました。その中で結ばれ、ゴールインした仲間ももちろんいます。

おかげで私たち夫婦にとって最高の幕引きができました。それは15年が無駄でなかったことの証とも思えました。
本当に嬉しく、ありがたかったことです。
上井草「カリーナ」の開店にもそれぞれ顔を見せてくれました。そして今でも時々顔を見せてくれます。次の写真はそのときの懐かしい写真です。私たちにとって店のオープンにも増して嬉しかったことです。

写真の上でクリックすると写真が大きくなります


柳沢カリーナの仲間達

バイトの娘達と
記念写真

花束をもらって大満足

上井草カリーナの開店

祝いに来てくれて・・

嬉しいことと言えばこれもその一つ。
 先日、『るるぶ』の『東京を歩こう』関東(35)に「カリーナ」が載りました。

石神井公園界隈の「立ち寄るならこのお店」というコーナーに取り上げていただけたわけですが、上井草駅から歩いて石神井公園までのコースを取材するために、時間の節約のためだったのでしょうか、食事用にたまたま「カリーナ」でサンドイッチを買って公園で食べたところ「とても美味しくボリュウムもあって、本誌で紹介したいのですが」とのお電話をいただき、ありがたく載せていただいたわけです。

 以前、6年ぐらい前になるでしょうか、見る・食べる美術館ガイド「美術館で過ごす休日」という本に載せていただいたこともありましたが、これだけの読者を持つ情報誌に載せていただいたのは初めてです。
小さな店で、お世辞にも「素適な店」とは言ってもらえそうにない店ですが、真心だけは忘れずに仕事をしているつもりですので「わかってもらえたのかな」と、嬉しくなりました。

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            [るるぶ 東京を歩こう]関東(35)の掲載内容

るるぶ(35)の表紙

立ち寄るならこのお店

コース紹介

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カリーナ紹介

上井草「カリーナ」は、西武柳沢[カリーナ]の歴史を超えています。
いつの日か、「カリーナ」の一線を退く日がくることは当然のことですが、そのときに、「カリーナを続けてきてよかった」と心から素直に思えることのできるように、そしてそんな店として次に引き継いでいけるように,毎日を心して過ごしていきたいものです。

                 


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